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ある社内報担当者の悩み


人事部門で社内報を担当している方から「社員に本当に読んでもらえる社内報のつくり方がわからない・・・」と打ち明けられました。

社内報を担当して3年、マーケティング部門のメンバーとして社内報に携わり、より従業員の意識した社内報をと、人事部門に異動し、社内報制作を継続しています。彼が勤務する会社は従業員の離職率も高く、社内報が離職の歯止めの一助となりたいと高い志を持っています。

あの手この手でコンテンツをブラッシュアップするものの、反響もなく、読まれているかどうかのアンケート調査でも、たてまえの回答も多く、頭を抱える毎日です。

この会社の社内報は制作会社に外部委託しており、常に見た目はきれいな仕上がりだけに、経営陣からは「もっと文字数を減らして、見た目ももっと読みやすくしろ」と言われているそうです。しかし彼は、文字数を減らすことが目的では、伝えるべきことが伝わらないのではと懸念しています。

その通りです!

社内報コンクールの審査員を務める方が「社外に評価されるために、社内報をきれいにつくることが競われていると思うことがある」とこぼされたことを思い出しました。予算がある企業は発行回数も多く、制作を外部委託します。それは問題ないのですが、制作会社は当然見た目にもこだわるのでどうしても「きれいな作品」化する傾向にあります。そうなるとデザイン優先で文字数が決まったりと、パンフレットをつくる感覚に近くなりがちです。

社内報を効果的に活用しているある企業は、なんと、テキストだけのモノクロコピーの社内報だったりします。ここに見た目という基準は存在していません。それでも活きた社内報はつくれることを実証しているのです。

ここでは詳細をお伝えすることができませんが、その社内報は「誰もがイメージする社内報」とはかけ離れているのです。社員にとって必要な内容がテキストでまとめられているとだけお伝えします。

ここにもヒントがあります。それは「その会社の社員にとって必要なもの」がコンテンツとなっているということです。ちなみにこの会社は「業務を遂行するために役立つこと」が社内報にまとめられています。

社内報も企業の数だけスタイルがあるはずです。社内報はこうあるべき的な固定観念や他社のいいとこ取り、ハウツーの受け売りでは、社員の心を掴むのは難しいのかもしれません。自社に本当に必要な、社員に伝えるべき情報を改めて見つめ直すことに視点を向けることも必要です。

本当にあなたの会社に必要な社内報とは! 急に制作スタイルを変更することは難しいことですが、常に意識しておくべきことですよ。


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