• ア サインポスト

ヒト、モノ、カネ。企業が存続するのに一番必要なのはヒト。広報でヒトを育てる


広報・PRといえば「モノを売るための評判づくり」的な印象が強いようです。広報の仕事をしていますと言うたびに「広告みたいなものですね」と捉えられがちです。確かにプロモーションの一環として効果が期待できるのも事実。しかし、なぜ企業に「広報」が必要なのかを考えてみると・・・

もし広告などのプロモーションとして広報を考えると、宣伝部やマーケティング部の中に属すればよくて、わざわざ広報部を独立させる必要はありません。トップのメッセージや企業の発表、取材の対応が必要だから広報部が独立していると考えこともできますが、それなら総務などの管理部門に属すれば問題ありません。

それでも広報が部門として独立している意味は各部門と連携し、対外的な活動はもとより、社内でのコミュニケーションを生み出す必要があるからです。

グローバルでは、経営にもインターナルコミュニケーションが必須との考え方が広まっています。社員もステークホルダーであり、社員なくして経営は成り立たないというものです。まさにヒューマンリソースマネジメントといえるでしょう。

ヒトなくしてモノは生まれませんし、モノがないとマネタイズもできません。ビジネスの根本にはヒトがいるのです。企業にとって最も大切なヒトをないがしろにしてしまうとブラック企業のレッテルを貼られてしまいます。そうなると企業価値が著しく低下し、存続の危機に陥ります。

たかが社員と思うなかれ。企業の中のたったひとりの社員くらいとの考えが、管理・育成をおろそかにし、気づかないうちにネガティブな連鎖を引き起こしていきます。

ある社員がメンタルを病んでしまっても、それをたかが一社員の問題と捉えたりしていませんか。個人の責任としてみるのではなく、なぜその問題が起こったのか。原因をつきとめない限り、あらたな問題社員がでてきます。

それは人事の仕事と、問題に向き合わない広報担当者はいませんか。

広報の必須業務である社内広報は、社員に会社の情報を届けることではありません。社員のモチベーションを高め、会社への帰属意識を高める活動です。社内広報の目的は「情報」ではなく「ヒト」です。「情報」は「ヒト」を育てるためのツールです。これが理解できれば、社内広報はなにをすべきなのかが見えてきます。

対外的なプロモーションで広報活動は「モノを知って(買って)もらう」ための活動ですが、それはヒトに知ってもらうことから始まります。知ってもらうことはヒトの育成です。広報はヒトとつながる部門なのです。


7回の閲覧