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マインドセットに必要なのは社内広報


社風は気づかないうちに形成されると前回お話ししました。良い社風つくれるか、それとも悪い社風が定着してしまうのかは、その会社で働くすべての人の意識で決まります。

いったんこうだと思い込んでしまうと、その思考に沿った行動をとります。もしその思考が企業にとってネガティブに作用してしまうと、行動もマイナスのベクトルに方向づけられます。多くの社員がマイナスに向いてしまうと、印象の悪い会社になってしまいます。

マイナス行動に気づかないまま進む社員もいれば、このくらいはしかたないとか、大した問題じゃないと見て見ぬふりしながら同調してしまう社員もいます。個人にとっては小さな妥協かもしれませんが、社員の多くが妥協してしまうと、そこに大きな妥協が生まれます。このような社員が多数を占めてしまうことで社内の雰囲気が決定づけられてしまうのです。

社員の誰もが、良い社風、良い職場環境で働きたいと考えています。今は特に採用においてもかなり重要なポイントですが、そう簡単に社員の意識は変わりません。採用時に取り繕ってもかならず綻びは露呈します。そうなってからでは遅いのです。

企業はそうならないために人事を中心に研修やセミナーで意識改革に取り組んでいます。しかし、座学やハウツーでマインドセットできる社員はそう多くはありません。

ある組織マネジメントの会社では、ルールを守ることから始めさせます。実行できれば高い効果が得られると思います。ただ、徹底したマネジメント能力を持つ管理職なら可能ですが、間違ったマネジメントをしてしまうとパワハラを引き起こしてしまうかもしれません。

そこで広報の出番なのです。管理職がきちんとマネジメントを遂行するためにも社内広報でマインドセットするのです。何度か書きましたが、啓蒙・啓発は広報の得意とするものです。社内広報を活用し啓蒙・啓発でマインドセットにつなげていくのです。

あなたが勤務する会社がベンチャー企業や若い会社であれば、今まさに社風が形成されていこうとする状態です。行動を変える気づきを与えることは大変なことですが、先に意識付けできれば企業理念に即した行動がとりやすくなります。つまり、早い段階から意識を持たせることができれば、よい形で社風も会社が目指す方向に進んでいきます。

なすがままに形成された社風が魅力的な企業も多くありますが、広報としてよい社風づくりを目指してみてください。