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企業理念は新しく創り変えたほうがいいですかと聞かれます


中小企業の経営者に企業理念が大切ですよと話すのですが、多くの経営者が「新しく創り変えたほうがいいですか」とおっしゃいます。

新しく創ったほうがいいと提案するコンサルもいますが、なんでも新しくすればうまくいくわけではありません。確かに現状を打破するために心機一転という気持ちもわかるのですが、それって根拠がないですよね。

新しく創り変えることが目的ではなく、経営者と社員が企業の進む方向を共有し行動していてくことが目的です。その目的が企業理念に表現されているかをまずは確認することが必要です。企業を設立して時を経て時代とともに事業ドメインも変わり企業理念が事業と合致しなくなっていると判断した時に企業理念を修正すればいいのです。

もしくは、企業理念に記された言葉が伝わりにくいのであれば、伝わる言葉に修正すればいいのです。決して変えるなとはいいません。理解し行動しやすくなるメッセージに修正することは正しいことです。

ただし簡単に変えてはいけないものもあります。それは企業のフィロソフィーです。企業を設立するにあたって社会にどう貢献していくのかを真剣に考えたはずです。その想いは時がたってもそう大きく変化することはありません。事業ドメインが変わったとしても社会と向き合う気持ちは変わらないはず。

経営者の経営哲学がブレなければいいのです。

改めて経営哲学を見つめてみることで、企業理念をどうすべきかは自然と理解できます。そのままでいいかもしれませんし、修正することが必要かもしれません。修正が必要だと感じた時にこそ企業理念を新しくすればいいのです。

大手の中には、時代とともに変更している企業もあります。上場していることもあり、企業理念は従業員だけのもではなく、投資家にも共感を得なければいけません。企業の進む方向をすべてのステークホルダーに伝えていくことを考えれば、再考し続けることも必要なのです。しかし、企業哲学は変わらないはずです。

あなたの会社の企業理念は社員に浸透していますか。社内広報の重要なミッションのひとつですから、広報の方は常に意識してください。どうしても日常のパブリシティやメディアリレーションに力を入れたくなる気持ちはわかりますが、はっきり言って予算さえあれば「外部委託」でできることです。しかし、日常から企業理念を浸透させるための取り組みは社員がすべきだと思っています。ご自身がより会社のことを好きにもなります。ご自身が会社により愛着を持つためにも企業理念の浸透に取り組んでください。


  

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