• ア サインポスト

常駐する外部スタッフの方に組織マネジメントを教えます


年末から準備を進めていたことがあります。

それは、企業に常駐する外部委託スタッフの方から、常駐先の企業の上司や部下との付き合い方を学びたいとの依頼でした。社員ではない第三者としての距離感や立場の異なる社員への対応のために組織マネジメントを理解し、疎外感や板挟みによる業務への影響を軽減したいということです。

外部スタッフでも組織マネジメントを理解する。前向きですね。

社員じゃないから関係ない、社内のゴタゴタに巻き込まないでほしい、差別されることに腹が立つ、気持ちは解ります。確かに外部スタッフなんだからかかわる必要がないというのはもっともな考えです。

どこかの部屋に籠りっきりで、人とかかわることなく業務が進捗すればそれでいいでしょう。しかし、何かを教えたり、引き継いだりと連携が必要な場合は、かかわらざるを得ません。その際に理解しておくと役に立つのが組織マネジメントということです。

この外部スタッフの方は、現場に強く、人にも慕われる方なので、社内の方々から業務の相談から、愚痴の聞き役まで幅広く求められてしまっている現状でした。とはいえ、それもご自身の強みであり、割り切って素っ気なく対応するくらいなら、組織マネジメントを理解することで、ご自身も社員も生産性が高まったほうが価値があるとして、学びを決められました。

実はこのような相談は結構あります。

コーチングや啓発系を学ぼうと思うと、コンサルから団体まで、たくさんの情報があります。コミュニケーションの向上ということで、受講されたりしたそうですが、別に自分が変わりたいのではなく、求めているものと異ってしまったとして、改めて正しい自分の位置や組織での対応のために組織マネジメントを学ぼうと思っている人も多くいらっしゃいます。しかし管理職向けが多く、管理職でない限り、なかなか会社には申請できないという事情もあり、相談に来られます。

組織マネジメントはコミュニケーションが円滑になれば上手くいくと考えている人や、管理職だけが考えることと思われがちですが、そうではありません。円滑なマネジメントがあってこそコミュニケーションは成立しますし、組織マネジメントは管理職だけというより、管理職が部下に業務を遂行させるために必要不可欠なものです。部下がマネジメントを理解すればそれだけ業務の生産性が高まるのです。

これまで数え切れないくらいの企業を見てきましたが、マネジメントが優れている管理職の方は正直それほど多くありませんでした。数々のハラスメントが発生してしまう理由もマネジメントができていないからなんですが、早くそこに気づいてマネジメントが当たりまえの組織、マネジメントができない人が管理職になることはない組織になれば、ハラスメントのない組織になるのですが・・・なって欲しいですね。