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広報が伝える、上司と部下とのコミュニケーションって?


コミュニケーションというと広報の領域ですので、今回は上司と部下のコミュニケーションについて考えます。

上司は管理職としてもっと部下とコミュニケーションをとるべきと言われますが、どんなコミュニケーションをイメージされますか。管理職の方なら実際にどんな対応をされていますか。

例えば、部下が残業していた時に何を考えますか。

「遅くまでごくろうさん。頑張ってるな」

なんて、声をかけたりしていませんか。

もし、そんな言葉をかけるだけでは、令和の時代にはありえません。平成どころか昭和の対応です。

労をねぎらうことはよいことです。しかし、それで残業が解消することはありません。ねぎらいの言葉をかけたあと、管理職はどう行動するか。これがマネジメントであり、上司と部下の信頼を構築するコミュニケーションとなるのです。

その行動とは。

なぜ、残業が発生する状況が発生したのか、その原因を明らかにすることです。急な案件が発生してしまったなら、他の部下にも協力を要請し、速やかに解決するように対応したり、案件への対応の仕方がわからず試行錯誤することで時間が経ってしまい残業しているのあれば、解決のためのアドバイスをしたり、もし、今しなくてもいい仕事であれば明日取り掛かるよう指示をする。

つまり、問題を解決する手段を講じることが上司の仕事なのです。

これが上司と部下のコミュニケーションなのです。

上司と部下は会社から与えられた業務を円滑に遂行することがコミュニケーションであり、飲み会を開く、愚痴を聞くなどの行為は、業務遂行のためのコミュニケーションの補完的対応です。コミュニケーションとは仲良くすることだとはき違えると、部下と同じ立ち位置で会社の悪口をいったり、部下の意見をなんでもはいはいと受け入れてしまいがちです。これは大いなる勘違いです。

このような行為はコミュニケーションではなく、部下へのへつらいであり、決して共感ではありません。上司はなんでも自分の意見を聞き入れてくれると部下が思い込んでしまうと、組織のヒエラルキーが崩壊します。部下は上司と同等であると錯覚するのです。

上司は業務の遂行と部下の成長のための施策と助言、部下は成果の報告と相談、これが組織の中のコミュニケーションなのです。

たわいのない会話や無駄話をするなといっているわけではありません。お互いが信頼を構築できるコミュニケーション行うなかで、対個人としてほっとする会話があればさらにモチベーションが維持できます。

コミュニケーションの順序で成果は大きく変わります。飲みにケーションからスタートするコミュニケーションではなく、互いが成果をあげ評価されるためのコミュニケーションから始めてください。