• ア サインポスト

広報の習得はピアノと同じ


新年度になって新しく広報部門に配属された方も多いのではないでしょうか。実際、初めて広報に携わるので何から始めたらいいのかとお問い合わせもあります。

広報に長く従事していると、これはおもしろい広報素材になるなとか、こんな手法を使うとインパクトがでるだろうなとかと直感が働きます。しかし、初めて広報に携わる人にはなかなか難しいかもしれません。

だからといって、広報素材を選り好みできないのが企業の広報。アイデアを出せと言われてもそんなに簡単にアイデアは浮かびません。でもそれでいいんです。必要なのはまず考えてみること。先輩、上司、もしくは外部委託しているPR会社や広告代理店のアイデアを見て学べばいいのです。

こんな考え方をするんだとか、こんな手法もあるんだとか気づくことから始めましょう。それが広報担当者の第一歩です。

私も社会人になりたての頃は、上司のアイデアに毎回驚かされていたものです。だったら自分はどんな切り口を提案すればいいか、そんなことばかり考えていました。

また、初めてメディアに訪問するときは先輩に同行し、プロモートの仕方を学びました。私はPR会社に就職したので、すぐにひとりでメディア回りに出されました。当然、不安もあるのですが、ひとりでプロモートする責任と、なにより早く結果を出して先輩たちを驚かせてやろうという野望に満ちていました。

新人なので掲載を勝ち取る駆け引きまではできません。でも商品をしっかりアピールし、読者メリットをいかに訴求するかがポイントでした。編集者の中には「うちはラグジュアリーな誌面だからもっと高価な商品を持ってこないとダメ」と言われることもありましたが・・・。

だからと言って怯んでいてはプロモートはできません。そんな時は「ブランド商品の時にはよろしくお願いしますね」と言って、敢えて粘らず次につなげる。そうやってプロモートのコツを覚えていきました。

ピアノってうまく弾くことは難しいですが、指一本でドレミファソラシドは弾けますよね。ドレミが弾けたら、指一本でも簡単な音符は弾けるようになります。小学生の頃にきらきら星や猫ふんじゃったを弾いたことある人は多いと思います。上手くなくても弾けるのです。

広報も同じ。初めてでも広報の第一歩はそんなに難しくないのです。まして社会人経験があれば、それはかけがえのない武器になり、広報にも役立ちます。広報は特に相手とのコミュニケーションが重要ですから、経験を活かした話題があれば有利です。

初めて広報に従事するからといってすべてがリセットされることはありませんし、ましてやリセットする必要はありません。広報の経験がなくても広報をスタートすることはできます。ドレミを弾くように、広報も第一歩を踏み出してください。どなたでもできますよ。


2回の閲覧