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広報は社内の空気を読む前に空気を吸って


年も明け、寒の入りも迎えて空気の澄んだ日々、空気をいっぱいに吸ってみると気持ちがいいですよね。

ということで、今年は呼吸する年にするのはいかがでしょうか。

呼吸。とても大切です。短距離ランナーや野球、テニス、一瞬の集中力を爆発させる時は呼吸をしませんが、長距離を走るには呼吸は重要です。広報も同様です。この一年をしっかりと走り切るためにも呼吸を意識してみては。

広報の呼吸とは、社内の空気を吸うということ。

優秀な広報担当者は「空気を読める」と思われがちです。実際に「広報って空気を読める人のほうが向いてますよね」という質問を数え切れないくらい受けています。そんなイメージが定着しているようです。

空気を読むってどういうことでしょう。自分が何をすればいいのか、相手の思考に合わせられるなど、事前に状況を推測して行動できることだったりします。しかし、この推測が外れていたり、見透かされてしまったりしては「空気を読んだ」ことにはなりません。

マーケティングって事実を分析して予測を立てます。事実を知ろうとせず、予測だけを行うと結果はついてきません。それと同じです。空気も「読む」より先に「吸う」ことで現実を知ることが大切なのです。

社内の現実を知ろうとせずに、空気を読むことをしてしまうと主観が強くなり、経営陣に日和ったり、社員のわがままばかりを受け入れてしまうリスクが発生します。これでは広報担当として失格です。だから、空気を読める人が向いているかの質問には「空気を吸える人のほうがいいです」と答えるようにしています。

そもそも空気って「読む」ものではなく「吸う」ものです。空気を吸わないと生きていけません。深呼吸は気持ちを落ち着かせます。血行促進、疲労回復に効果があります。ビジネスでも同じです。広報なら社内の空気を吸うことで、社内が成長に向けきちんと循環しているのか、疲弊しているのかを客観的にみることができます。空気を吸うということは“会社の体調”を常に知ることなのです。

会社の状況をご自身で感じることなく、誰かの主観に踊らされたりしないように、しっかりと事実を自ら掌握し、かつ客観的に事実をみる。これが優秀な広報です。

空気を読むことばかり気にしていると、本当に言わないといけない事が言えなくなってしまう恐れもあります。人の顔色ばかりうかがう人は最終的には信用されませんからね。

空気を「読む」人になるより「吸える」人を目指してみては。


 

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