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広報担当者は好奇心旺盛でないといけない?


いいえ、答えはNOです!

企業の経営層から新任広報担当者、人事や総務などの管理部で広報兼任者から幾度となく聞かれた質問です。

そもそも好奇心旺盛の定義とはなんでしょう。どのくらい好奇心があれば旺盛ですか? 無趣味無興味な人でもビジネスで活躍している人はたくさんいます。広報だから好奇心旺盛でないといけないという発想は陳腐です。じゃあ営業には好奇心は必要ないんですかと聞かれたらどう答えるんでしょうか。

広報の世界でも、バイタリティに溢れている、休日もあちこちに出かけてる、アンテナの張り方がすごい、あらゆる知識が豊富、と言われる人はたくさんいます。確かに広報に役だつことはものすごくたくさんありますから、有利であることに間違いありません。

しかし、全員がそんな人ではありません。趣味を増やせと言われても、興味がないものは趣味にはなりません。

私自身は割といろいろなことに興味は示すほうですし、オタクやマニアまでではありませんが、人より詳しいくだらないこともいくつかあります。このくだらない知識がビジネスに役立ったこともあります。

やっぱり好奇心は必要じゃないかと言われそうですが、重要なことは「ビジネスに役立てる思考」があるかということです。趣味や興味の多くはプライベートなものであり、誰もがビジネスとリンクさせるために趣味を持っている訳ではありません。

私は企業理念に基づく行動ができる人を「社内の優秀な社員・できる社員」と呼んでいます。そんな人材であれば広報担当としても間違いなく活躍できます。社内人材から広報担当者または広報兼任者を選ぶのであれば、これまでの勤続状況と評価から、ある程度向き不向きは判るはず。

社員を配置するといっても、現状の部門で活躍する社員をあえて広報に配置することはなかなかありません。そうなると別の誰かを選ばないといけません。そのうえで、企業側が具体的にどんな広報業務を必要としているのかが解っているのと、広報はなにをするのかよくわからないから、今回配属する社員に期待したいと考えているのでは、人選が異なります。

重要なことは企業が求める広報に対し適任者を配置できるか、そうでなければ管理者が育成できるかです。そのような人材がいなければ、外部から採用することを考えなければいけません。

今回のテーマに戻りますが、適任者が配置できていれば、その個人としての好奇心は問題になりませんということです。

裏を返せば、好奇心があれば広報を担当できるかもと思う根拠のない発想か、今の広報担当者は好奇心がないから成果も出せないと考えてしまうマネジメント放棄の発想からくる質問でしかありません。

広報担当のみなさんで、好奇心が足りないなんて上司から言われている人がいたら気にする必要はありませんよ。問題はそこにはありません。


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