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昭和、平成、令和。広報はどう進歩していく


5月1日から令和になり、この1年さまざまな祭事も行われますが、長いゴールデンウィークも終わり、令和の時代も日常に変わります。

私が広報の仕事に就いたのが平成3年です。昭和の広報を引き継ぎ、平成の進化に対応してきました。

このところPR会社の人達と会う機会が多く、今の現状について話を伺うのですが、考え方は十人十色、いえ十社十色です。ITを駆使したサービスで業績を向上しているPR会社もあれば、パブリシティで成果をあげているPR会社もあり、企業の特長がでています。

広報の、どの領域でビジネスを行うかは企業が求める成長と収益から判断することですが、企画やパブリシティを主軸に置くPR会社は、属人的な業務、人的リソースを必要とする業務を余儀なくされるため離職も多いようです。あるPR会社は午後11時頃までほぼ毎日残業していると聞かされました。今の時代、それでは社員は疲弊してしまいます。離職の一因であることは間違いないでしょう。

私自身、PR会社に勤務していた頃は、残業は全く苦にならず数えきれないほど徹夜も繰り返していました。もっとも管理職となって考え方を180度変えましたが。

PR会社を離れ10年近くたちますが、慢性的な残業状況は変わっていないようです。驚くことは働き方改革が注目される中で、残業が慢性化しているだけでなく、残業が受け入れられるかをいまだに採用の判断にしていることです。

ある程度の期間PR会社に勤務している人なら耐性もあり、それが日常になっているので残業という行為に感覚がマヒしていりたり、クライアントへの真摯な対応というもっともらしい理由で残業してしまいますが、別の業界から転職してきた人や、業務効率を意識する若い世代の人が早い段階でPR会社を離れてしまうのは仕方ないのかもしれません。

正直、残業することが前提であることが企業の管理能力に疑問を持ちますし、それを誇らしく話されては企業の人格を疑ってしまいます。離職率を課題にしたり、採用を強化するとかいう前に生産性の向上を課題にすべきだと思ってしまいますが・・・

令和の時代に広報はどう進歩していくかを考えた時、まずは働き方ではないでしょうか。外資系企業の広報マネージャーは、広報の日常的な作業をITで解決できないかと考えているそうです。属人的な働き方のすべてが悪いとは言いませんが、それと残業はイコールではありません。広報が平成で人気の職種となったように、令和では働き方の質で人気を得られる職種になれるよう注力していこうと考えています。