• ア サインポスト

社内報こそPR誌といえませんか


多くの会社が社内報を発行されていると思います。その社内報はきちんと使命や役割を果たせていますか。

よく耳にするのが「読んでくれているかどうかわかない」とか、もっと危機的状況なのが「読んでくれていない」です。実際、誰も手に取ることなくキャビネットの上に置かれたままだったり、営業所や店舗に納品された際の梱包が解かれないまま放置されていることも多いようです。

だから面白いコンテンツを充実させないと!とか、もっと文章を短くしてビジュアルを強化しないと!と考えがちになります。コンテンツを考えることはとても良いことですが、そんなに注目されるコンテンツって浮かびますか?

そんなにポンポン思い浮かばないですよね。ほとんどの人がそうです。

私もたびたびこのコラムで社内報のことを書いていますが、そこでは社内報は企業理念を浸透させるツールですと言っています。といっても、余計に難しく受け取られる人も多いのではと思い、もっと簡単にといいますか、広報担当者が得意とする思考で取り組める意識付けを提案します。

それは「社内報は社内のPR誌」です。

つまり、社員に向けた企業PRを行えばいいというものです。

社員全員が会社のことをすべて知っているわけではありません。部門が多い企業ならなおさらです。例えば、多くの社員は自分の部署のことはわかっていても、隣の部署の仕事はなかなか把握していないものです。そこに知らせるべき情報があるのです。隣の部署のPRをするのです。社外広報で、製品PRするのと同じ要領です。

誰だって自分たちの部署が頑張っていることを知ってほしいものです。「頑張ってるね」「すごいね」「大変だね」なんでもいいです。これまでどんな仕事なのか知らなかった社員から声をかけられたらどうでしょう。モチベーションあがりますよね。

「承認欲求」は誰もが持っています。そして同じ企業で会社の成長を目指す者同士の「共感」も生まれます。「営業所の近くのランチ情報」のページでは、それができません(ランチ情報を全否定しているわけではありません)。

「とっくに各部門の紹介はやってるよ」と言われる方もいらっしゃると思いますが、「部署の紹介」とは意味が異なります。取り上げてほしいのは、その部署の業務の中で「企業理念に基づく行動」です。なにが理念に則した行動なのかは、広報担当者が見つけなければいけません。

最初は難しいことかもしれませんが、「理念に則した行動とはこういうもの」が理解できた時には、社内報だけでなく、社内広報が楽しくなりますよ。

まずは、気分を変えてPR誌をつくる。そんな姿勢で臨んでみてください。


4回の閲覧