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社内広報もブランドを磨くためには重要な取り組み


前回のコラム「企業ブランディングって他の誰かがやること?」にかなりの反響がありました。これまでのコラムの中で最も初動のアクセスが高かったかもしれません。読み手によってはブランディングを否定しているように見えるかもしれませんので、そこが注目されてしまったのかも。言い訳ではありませんが、決して否定はしていませんよ。

で、誤解されないために、ブランドを磨く具体例を。

今日、ある公共の施設で会合があるのですが、この公共施設は披露宴も行っています。あえてこの言葉を使いますが、この公共施設のブランディングとは?

披露宴が人気であれば、公共施設らしからぬもっとスマートなロゴの開発で女性ウケするイメージを構築すべき、とか、披露宴の様子をインスタグラムにアップしてもらい、インスタ映えから、人気の披露宴会場であることをアピールしよう、なんて考えませんか。

ブランドは磨いてこそ第三者に評価される、価値あるものとなります。

施設の価値と考えると利用者に評価されることです。利用者は披露宴の招待客だけではありません。トイレだけを借りに来る人でも利用者です。施設に利用者が求めるのは快適な空間であり居心地です。それには、常に気持ちよく迎えて入れてくれる雰囲気、スタッフの挨拶や佇まい、清潔な館内そういったものです。一流ホテルにはそれがありますよね。決してインスタ映えするから一流ホテルではないのです。

利用者が求める快適な空間や居心地は、施設側の意識ひとつで良くも悪くもなります。もっと言えばスタッフの気持ちしだいです。前回のコラム「企業ブランディングって他の誰かがやること?」の答えは、「他のだれでもなく自分たち」です。

清掃業者にすべて任せきりであれば、スタッフはごみが落ちていても拾おうとはしません。利用者からごみが落ちてると指摘されてからでは遅いのです。利用者はごみが落ちているのに気づかない(気にしない)スタッフに幻滅し、この施設を個人的に利用することはないと心に刻み込みます。スタッフはごみが落ちているのは清掃業者の手抜きであり、そのせいで利用者に文句を言われたと大きな勘違いをおこします。

いくら洒落たロゴを冠しようがこれではブランドに価値創造はできません。

いろいろな施策を検討し、実行することは素晴らしい事です。しかし、本来やるべきことを見失ったまま、何かを行っても結果はついてきません。

ブランドを磨く。これを忘れてブランディングというのは愚の骨頂です。

自分たちでできることに気づかせることが社内広報の役目です。社内広報がブランドを磨くのに重要な取り組みであるという理由もご理解いただけましたか。