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転機は広報のチャンス


人はなにかと前例や未経験を理由に、これまでとは異なった行動をとろうとはしないものです。行動する前から失敗したらどうしようとか、結果が芳しくなければ、だからやりたくなかったとか、そうなりたくなくて行動しないなんてことたくさんありますよね。

広報も同じ。これまでのやり方を踏襲していたほうがリスクは少ないと考えてしまいます。しかし、同じことを繰り返すことで、チャンスを逃していることも少なくありません。でもそれがチャンスだとは気づかず、また、成長が鈍化しているという大きなリスクにも気づかないままだったりします。

企業には大小問わず、転機は何度も訪れています。それに気づき何かに挑戦した企業が「成長」を手にしています。

小さな転機は年になんども訪れている可能性があります。「新年度」もそうですし、「新卒の入社」もそうです。部門だと「異動」や「配属」も転機のひとつです。毎年恒例だからといってルーティーン化する必要はありません。何かに挑戦するチャンスと捉えたほうが仕事がおもしろくなりませんか。

例えば、社内報で入社式の様子を取り上げる。毎年恒例の企画ですが、多くの社内報は入社式の取り上げ方も毎年同じ。多少デザインを変える程度で昨年とそんなに変わり映えしません。せっかくの「チャンス」を日常化させてしまいます。

新入社員は希望と不安の中「自分がどう映っているか」が気になるものです。記録写真として「自分が写った」社内報を目にするのと、社内報で自分が「期待と歓迎」を受けていると実感できるのとどちらがモチベーションが高まりますか。

そんなちょっとしたことが、広報の力の差を生み出します。

テレビ局は年に4回番組改編を行います。特に4月と10月は大規模です。テレビ局は視聴率が重要でスポンサー獲得に大きな影響を及ぼします。人気番組は改変期を乗り越え継続を勝ち取りますが、中には視聴率があっても新番組に変わったりします。それは、この先も確実に視聴率を維持できる保証がなく、それなら敢えてもっと人気のある番組を創るというチャレンジでもあります。

テレビ局のように社運を賭ける挑戦をすべきといっているわけではありません。必ず転機は訪れるものですから、それをきっかけに、より良い広報に挑戦してみてはいかがでしょうか。

小さな挑戦で変化や手数を増やすことは、多くの検証材料をもたらします。それが効果的な広報活動につながります。踏襲も大事ですが、変化も必要です。

私が以前勤務していた企業の経営者の座右の銘が「不易流行」。変化しないものを忘れず、変化を重ねていく。転機はチャンスと捉えてください。


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